今年はまだイマイチ渓魚の反応が悪く、良い釣りが出来ていない。
これまで、黒系をメインに使っていたが、前回の釣行時にあまりの激渋の状況の為、どのフライを結ぼうか迷いが出ていた。
2年振りの南アルプス ランディングネットやその他クラフトで鹿角を使いたいし、我が家の愛犬リズム君(ボーダーコリー)のオモチャ用としても鹿角が欲しい。 そうだ、あの渓へ行こう。あそこなら鹿角も落ちてるし、タイミング[…]
フライボックスの中をアレコレ探してアダムスフライを結ぼうかと思っていた中、ふと目に留まったフライ。
ボディはアダムスグレーだけど、ハックルはシルバーバジャーのパラシュートフライ。普段はポストのエアロドライウイングもオレンジやピンクがほとんどなのに、この一本だけタン(見た目はほぼ白色)。
時間帯や魚の活性も上がってきたのもあるけど、このフライに変えたら岩魚が釣れた。
そうなると弾数増やして次回の釣行に備えたくなる…
で、いくつか巻いてみました。
フライをタイイングする時に気を付けているのが、メリハリをつける事。
ボディ全体を緩やかなテーパー状にするとメリハリがなくなるので、基本的にはボディ細、ソラックス大がお気に入りのシルエット。
また、アイとソラックスの間に少し隙間を開けているのも、ソラックスとのメリハリをつける為。
そして渓魚にフライサイズを一回り小さく見せる効果も。
シルバーバジャーのハックルの色合いにピンクやオレンジのポストだと渓魚から見て違和感がありそう。 それに比べてポストの色をタンにするとパラッと巻いたハックルに溶け込み違和感も少ない様に思える。
普段、オレンジやピンクのポストを見慣れているので、白系は視認性に不安を抱えていたが、前回の釣行で使用した時は、以外と良く見えた。ただ渓の水の色にも左右されるとは思うので、濁りが入った場合とジンクリアーで透明度が高い場合、白泡の中等々の条件で視認性は変わるでしょうね。
連休も終わり盛期ともなれば、ピーコックを使ったテレストリアル系のフライ一辺倒になりがちだったけど、今年はこのフライを多用してみようかと思います。